静岡県介護支援専門員協会

静岡県熱海市の土砂崩れでの災害支援の報告【第2報】|静岡県介護支援専門員協会

★会員の皆様へ★
日ごろ当会の活動に対して、ご支援ご協力をありがとうございます。
さて、今回は「静岡県熱海市の土砂崩れでの災害支援の報告」第2報をさせていただきます。
7月16日で発災から14日(2週間)が経過
【被災状況・介護保険関係】
・第1報(13日付け報告)と変わりなし。 
【被災状況・地域全般】 熱海市報道発表資料より
・被害棟数      131棟(128世帯、216名)
・亡くなった方    12名(7月16日時点)
・行方不明者     16名(7月16日時点)
・避難者数      504名(7月16日時点)・582名(7月10日時点)
             *避難者が自宅等にもどっている。
【インフラの状況】 
 電気  停電なし (7月16日時点 東京電力HP)
 水道  復旧不能件数 198件、断水件数72件(7月16日時点熱海市HP)
        *72件中今後復旧が見込まれる件数2件、所有者と協議が必要な件数70件で、応急復旧作業ができる場所はほぼ終了。
 ガス  147戸供給停止 (7月13日時点熱海ガス会社HP)
       *居住困難な地域を除き、すべて供給可能となった。(432戸) 

【当会の動き】(現地派遣が始まった発災8日目以降)
《被災地での現地個別訪問》
   ・DMAT・DWAT・県保健師等と4人づつチームを組んで訪問。
    3地区を訪問した。
《避難所内個別訪問》
   ・他チームが既に要援護者(見守り含む)のリストを作成してあった。ただし医療的視点が強い。
    生活課題に対しての支援につなげるため、多職種チームで訪問。
     → 被災前からケアマネが担当している避難者とそうでない避難者がいるがリストでは それが分からない状態であったので、そこからのスタート。
《避難所に介護相談窓口の設置》
   ・発災12日目に、健康相談窓口の隣に介護相談窓口を設置させていただけた。
     (7月14日から16日までで 5件・・・そんなに来所での相談は多くないがケアマネの避難所での拠点ができたことは大きな1歩であった)
《活動支援金の募集》
   ・県内の市町のケアマネ団体や、会員へ活動支援金の募集を開始
   ・日本介護支援専門員協会に、活動支援金の募集について、全国都道府県メーリングリストで行ってよいか打診。→ 日本介護支援専門員協会で対応するとの返事をいただいた。
《その他》
    ・活動にあたり、コロナワクチン2回接種できていない方は、朝活動前に抗原検査をうける体制(無料)があった。

《事務局 運営関係》
    ・社会福祉協議会ボランティア保険の加入(天災・地震補償プラン:保険料 500円)活動する方のリストをまとめて、当会から申し込みした。
    ・活動に必要な ビブスを購入(文字いれると時間がかかるため、文字なし)
    ・相談記録用紙の作成
    ・毎日の活動記録用紙の作成
    ・日々の派遣者リストの作成
    ・派遣者にむけての 活動に向けての留意点・心がまえを作成。
      (本来であれば 十分に派遣前に十分な研修をおこないたかったが、今回は間に合わず、書面のみとした。)
    ・タイムリーな活動情報伝達のため、災害対策チームのLineに活動するメンバーにLine参加の手続き。
    ・毎日17時30分からの当会の災害対策本部会議のZoomのホスト
 
居住困難な地域を除き、インフラがととのってきた。避難所から自宅に戻られる方も増えてきた。今後、DMATは役目を終了して撤退の方向。現在の避難所が20日の朝食後閉鎖となり、2ケ所の避難所に分かれるため、新たな課題も出てきそうである。
 
   令和3年7月17日作成
   静岡県介護支援専門員協会
   会長 村田雄二

役立つ情報

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・協会関連様式
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